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西暦2350年。人類が他惑星への移住を余儀なくされた未来….
地球に隕石が衝突して300年。人類は新たな住まいを求め、旅立っていた。
こんな時代だからこそ、必要とされている職業がある。GIS不動産は星を巡り人々に帰る家を提供する代理店を営んでいる。
GISの社員は実に個性豊か!!酒好きで常にテンション高め女子、コウハイ。女好きのキザ男、ドーラク。そして悲しい過去を持つ男、センパイ。
センパイはGIS不動産に就く前に顔の判別もつかないほどの重症を負っていた….。
目が覚めると全身は量産型の義体になっており、記憶を完全に失っていた…。
この時に唯一残ったのが脳のみ。帰りたかった家があった気がすぎる。でも、何も思い出せなかった…。だからこの不動産の仕事に就いた、センパイ。「たくさんの星を巡っていけばいつか――― 自分の家を思い出せるかもしれないと思ったから。」記憶と身体を失っても絶望から這い上がるセンパイの姿には感動せずにはいられない…!!
そんなある日、GIS不動産に“同感症候群”を患った白髪に七色の瞳をする瞳が来店する。
“同感症候群”は特定の人間にしか発病しない極めて珍しい病気である。他人の感情に色がついて見えることが主な症状であり、敏感な感受性からくる幻覚と言われている病。
そんな難病を抱えた少女は「どうしても遠い星で一人暮らしをしたいと….」と言い出す。その深い訳とは――――!?
未来をテーマにしたSF漫画だが、読んでいて心がほっこり温まる。現代も2350年も人間の根本的な問題は変わらない…。さまざまな問題を抱えているクライアントと真正面から向き合うGIS不動産の社員の姿に涙なしでは読めない―――――
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