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はるのゆきは溶けない (1)

「僕はね、春の雪ってとても良いと思うんです。まるで八重桜のようで」
あの頃の、聞けるはずのないあの声が、また私の名前を呼んでいる―

なんとなく冴えなくて、ロマンチストな津田先生。
春野雪はそんな先生が大好きで、隣に並びたくて教職の道を選んだ。
大学も卒業間近、あと一歩でその夢が叶うという矢先、先生の訃報が届いた。
伝えられなかった想いと、叶えることができなくなった夢に戸惑う雪。
私はどうしたらいいんだろう―。

一方、幼くして母親を亡くし、次いで父親を失った津田の息子・律もまた、深い悲しみから動けずにいた。
止まった二人の時間は、お互いを見つけた瞬間から動き出すが、再会したのは思わぬ場所で…
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配信開始日
2020/01/25 00:00
紙書籍販売日
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ページ数
34ページ
掲載誌・レーベル
出版社
ジャンル
ファイル容量
11.90MB
ファイル形式
vntkgb形式

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