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寵愛は熱く儚く

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  • 寵愛は熱く儚く
異国の君主は傲慢に口づけた。‘妹の婚約者の愛人’の私に。

「僕の妹の婚約者には、二度と会わないと約束したまえ」王族らしい高慢さをたたえ、カシムは嘲るような口調で言った。君のような女に妹の晴れ着を作らせるわけにはいかない、と。カシムの妹のドレスを縫うことになっているアンジェリクは、内気ながらその美貌ゆえにありもしない男性遍歴を噂されていた。私は彼の愛人じゃない――必死の抗弁は聞き入れられず、アンジェリクは気づくと力強い腕に抱きすくめられていた。「もう話すことは何もない。君の特技を見せてもらおうか」熱を帯びた褐色の瞳に絡めとられ、彼女は我知らず唇を開いた。

■目もくらむほどの喜びに、互いの立場を忘れるふたり。秘めやかに熱い夜を重ねる一方、カシムの花嫁選びは着々と進んでいて……。思いがけず禁断の恋に落ちた無垢な乙女の、儚く切ない愛の軌跡。
価格
660円
[参考価格] 紙書籍722円
読める期間
無期限
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対応端末
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配信開始日
2018/03/08 00:00
紙書籍販売日
2018/03/31
ページ数
----
掲載誌・レーベル
出版社
ジャンル
ファイル容量
0.35MB
ファイル形式
EPUB形式

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