本書は、1963年にアメリカで出版されたマハリシの不朽の名著『Science of Being and Art of Living(存在の科学と生きる技術)』の全訳。1971年『超越瞑想入門――存在の科学と生活の技術』(読売新聞社)として日本語版の初版が発刊され、それ以来、版を重ね40年にわたり多くの読者に愛読され、10万8000部を超えるロングセラーとなっている名著。著者のマハリシ・マヘーシュ・ヨーギー(Maharishi Mahesh Yogi:1918-2008)は、ヴェーダの知識に由来する超越瞑想(トランセンデンタル・メディテーション、TM)とその普及を行う諸団体の創立者。ビートルズなどによるニューエイジ・ムーブメントの一翼を担ったことでも有名。本書の内容は、毎日わずかな時間の静けさを味わうだけで、人生を180度転換させる超越瞑想の伝統と理論、実践について、古代から伝えられた英知を、現代科学に照らして十二分に納得できる詳細な解説をしたもの。超越瞑想=TMは、世界110カ国、1000万人以上が実践している瞑想法で、社会の安定化、国家間の平和を実現し、人類の進化をもたらす智恵を涌出させる効果が期待されている。