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よわむしコギツネゴンのちょうせん

作家/出演者
シリーズ
  • よわむしコギツネゴンのちょうせん
走ってもジャンプしても、いつもいちばんびりのゴンは、友だちから『いつもいちばんびりの、びりびりびっけ、びりびっけ』と、あだ名で呼ばれていました。
ゴンは、びっけびっけとあだ名で呼ばれるのが、ほんとうは、とてもいやだったのですが『しかたがないや、ボクはなにをしても、いちばんびりの、びりびりの…びりだから』と、思っていました。
そんなある日のことでした。
ゴンは草原の王様、ライオンにおいかけられました。にげ回るゴンの目の前に、とつぜん地球がパカーンとふたつに割れたような大きくて深い谷があらわれました。
谷の底にはからだがぜんぶ口みたいな怪獣がいて、谷におちたらさいご、ライオンでもゾウでもキリンでもペロッと一飲みにしてしまう、といわれていました。
「どうしよう…どうしよう…」
ゴンは谷を越える自信がありませんでした。
ゴンは谷を前にしてブルブルとふるえていましたが、ふっと、『おまえはね。ほんとうはなんでもできるつよいコギツネなんだよ。ただ、おまえができない。できっこない。と、じぶんで思っているだけなんだよ』と、いつかお母さんがいっていたことを思いだしました。
「よしっ!」
くちびるをギュッとむすんだゴンは、ゆうき、おもいきりゆうきをだして谷越に挑戦しました。
価格
220円
読める期間
無期限
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対応端末
  • Windows
  • Mac
  • スマートフォン タブレット
  • ブラウザで読める
配信開始日
2019/01/18 00:00
紙書籍販売日
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ページ数
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掲載誌・レーベル
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出版社
ジャンル
ファイル容量
1.92MB
ファイル形式
EPUB形式

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