週刊ファイト ’16年05月19日号 BABYMETAL現象とマット界/UFC身売りマクレガー殺害？メイウェザー戦/秋山武藤/船木猪木

いま世界が最も注目している日本人アーティストBABYMETALが米国ツアーを疾走、GW期間の各公演成功はYouTube投稿時代で共有されていた。そしてNHK総合で『BABYMETAL革命〜少女たちは世界と戦う〜』完全版45分が放送される。少女たちは「メタルは戦い！」と定義、「メタルは聞くだけのものではなく、心から動いてしまうような強いメッセージを持った、元気になれる音楽」、「強い音楽 激しい音楽はそれなりの意味を持って存在している」と受け答えた。
涙腺を震えさせる戦闘力を備えた聖少女戦士が、メタル復興を掲げ世界を一つにする連帯の輪を広げている。プロレスは騙しのゲームと定義される大衆感情操作のスポーツ芸術だが、騙しの権化・女狐を神アングルとするBABYMETALの世界征服侵攻がマット界にもたらした教訓は計り知れない。国内では新規女性客の囲い込みが始まった。
追い詰められたわが国にプロレス復興の秘策はあるのか？ 5月12日号に続きルチャリブレとメタル好きの仕掛け人KOBAMETALが所属するアミューズと業務提携する新日本プロレスの海外戦略にも言及した、シュート活字委員会による徹底検証BABYMETAL讃歌partIIがついに登場。「明るく、激しい」プロレスが環状線の理論で底辺拡大を遂げるには？ 果たしてアントニオ猪木は元気を発し続けられるのか否か、そこが問題だからだ。