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木枯し紋次郎 (十一)〜お百度に心で詫びた紋次郎〜

紋次郎は夕焼けを眺めながら、峠路を下る。五、六歩行ってから振り返り、唇の中心に移した楊枝に息を集めた。木枯しに似た音とともに、楊枝は吹き矢のように飛んだ。峠路を下る木枯し紋次郎の顔に、表情はない。……人を冷たく引き離しながら、密接に関わってしまう紋次郎。その乾いた心情の底にある人間の温かみ。旅はまだ終わらない。道の先にはどんな風景が……?
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440円
読める期間
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配信開始日
2016/06/25 00:00
紙書籍販売日
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ページ数
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掲載誌・レーベル
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0.18MB
ファイル形式
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